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【錯覚】社長の仕事は売上を作ること

起業をするにあたって、一番重要なことは何でしょうか。

それは、売上を作ることです。

 

他にもポイントなることはありますが、売上が無いと事業が回りません。

アイデアは誰でも出せますが、売上を作ることは誰にでも出来ることではないです。

 

実際に、起業家の多くは売上を確保するのに苦労するのですが、

一部、売上を作る能力に長けていて、起業当初から売上をバンバン伸ばしている方もいます。

 

今回は、そんな売上を伸ばしている方によって落とし穴になる事例を紹介したいと思います。

特に、「社長の仕事は売上を伸ばすこと」と思っている方にご参考になると思います。

 

 

目次

創業期の社長に求められること

 

まずお伝えしたいのは、売上はとても重要です。

起業して1~2年で廃業してしまうほとんどの理由が「想定した売上が達成できなかったから」と言われています。

 

そのため起業家には、腕や技術よりもまず売上を上げる能力が求められます。

例えるならば、どんなに凄腕のすし職人でも、そのお店にお客が来ないと成り立ちません。

PRの仕方、値段設定、お店の作りが間違った方向に行ってしまえば、お店は潰れてしまいます。

 

そういったことから、「社長の仕事は売上を伸ばすこと」と理解している社長が多いのは、

まずは正しいことです。

 

ところが、正しいが故に陥りやすい罠があります。

 

 

売上を伸ばすことが上手い社長の特徴

 

まずは、どんな社長が売上を伸ばしていっているのかを考えてみましょう。

主な例として、以下のようなものがあります。

 

〇対人のコミュニケーション能力が高い

〇多くのネットワークをもっている

〇提案力や分析能力に優れている

〇競争力の高い商品やサービスを作ることができる

 

私が接してきた社長の印象としては、このような社長は多忙な人が多いです。

仕事だけでなく、人との付き合いも大切にしているため、昼夜問わず忙しくしています。

 

 

売上を伸ばしている社長が見落としがちなこと

 

まだ事業が小さい状況でよく起きることとして、社長が仕事を抱えてしまうことがあります。

優秀な社長ほど、他人に仕事を任せることが出来ずに、

社長が手一杯な状況で事業を進めている社長さんを多く見かけます。

 

ただ、これについては社長に自覚があるため、私が伝えたいことはこれではありません。

売上を作るのが得意は社長は、事業が成長するにつれ、どんどん売上拡大を達成していきます。

しかしながら、その売上でどれくらい利益が残せるのか、どれほどの労働力が必要なのかを

理解しないまま事業規模を拡大しているケースを何度か見てきました。

売上原価率(or粗利益率)を理解している社長は多いですが、

人件費やその売上を達成するために必要な労働時間を把握してしていないです。

 

特に、値下げキャンペーンや〇〇周年記念祭などの、イベントでは注意が必要です。

ガンガン売上を伸ばしているのですが、フォローする従業員が育っておらず、

最終的にそのサービス提供のクオリティが下がってくるなどの弊害があります。

 

 

まとめ

 

起業した社長の役割は、当初の「売上を作ること」→「利益を作ること」にシフトしていきます。

そして利益を作るためには、仕入れや経費という金額面だけでなく、人的な面(能力・時間)のフォローも必要となります。

 

付け加えて言うと、売掛金(売上資金)の回収時期も見過ごせません。

その失敗は黒字倒産の典型例ですが、これはまた別の時にご紹介したいと思います。

 

 

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