分からないことはお客様に聞け
起業するときには、その商品やサービスに自信があって起業します。
今までに無かった新商品などに起業家は心奪われて、これなら絶対に売れると信じて販売し始めますが、思ったように売れないということは往々にしてあります。
恋は盲目というように、その商品に惚れすぎると客観的に見れなくなり過大評価をしがちです。
このように売りたい商品と、お客様が欲しい商品が一致しないときに、どうするのか。
答えは、『お客様に聞け』です。
アンケートのように直接聞いても良いですし、価格や量、質、売る場所などを変えてお客様の反応を検証していくのも一案です。
目次
会計事務所に求められるサービス
会計事務所の代表的な業務として、月次（月々の業績報告）と決算申告があります。
決算申告は月次の積み重ねなので、月次のサービスに注目してみると、その月の業績を報告するだけなら誰がやっても同じだと思いませんか。
いえいえ。同じことをやっているようでも切り口を変えただけで全く違う成果が出ます。
経理業務に不安があるため、正確に集計されているのか確認する場合、
目標とする利益や利益率が確保できるのか確認したい場合、
毎月の変動から、伸びている売上部門や無駄遣いを検出したい場合、など
その目的によって、報告内容や注目点が変わってくるのです。
会計事務所側とすれば、自分が得意な切り口で月次業務をやろうとする傾向が強く、それはお客様の希望とマッチしないことがよくあります。
例えば、節税希望のお客様に利益率について丁寧に説明してもほとんど聞いてもらえないでしょう。
これからの会計事務所のサービス
頑固一徹のラーメン屋が自慢のラーメン一筋でやっていく方法もありますが、会計事務所の今後をイメージしてみると、いかにお客様のニーズを引き出して、その人に合ったサービスを提供していけるかが重要になってくると考えます。
町医者とか、個別指導教室が似たジャンルになるでしょう。
大事なお金をオープンにして話をするのですから、自分のことを良く知る信頼できる会計事務所と付き合いたいと思うのが当然だと思います。
かつての会計事務所は、その先生の威厳が高く、上からモノを言うような先生が多かったかも知れません。しかしながら、今後はお客様の要望に応じて、十人十色のサービスを提供できる事務所が喜ばれると思います。
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