ホリエモンの儲かるビジネス4原則と税理士事務所開業との関係性
私は今年(2020年)中に税理士事務所を開業する予定で、現在その準備を進めています。そこで、税理事務所を開業(起業)していくことを、ひとつの事業として客観的にみてみたいと思います。
誰もが起業させた事業を成功させたいと思っていますよね。
この商品、このサービス、この価格なら必ず売れると自信をもって起業しても、往々にして思い通りにはいかないものです。
むしろ、消費者の反応をみてそれらを変えていき、当初思っていなかった事業になることが多いと思います。
さて、以前ホリエモンこと堀江貴文さんが、自身のブログで「儲かるビジネスの4原則」を紹介されていました。
<儲かるビジネスの4原則>
1.利益率の高い商品
2.在庫を持たない
3.月額課金方式(毎月一定額の収入がある)
4.小資本で始められる商売
目次
利益率の高い商品
利益率は粗利÷売上高で計算されます。
1万円で売って、粗利が2,000円なら利益率は20%になります。
※ここで言う粗利は、直接的に販売する消費やサービスに掛かる費用の事で、仕入れや商品の製造原価、商品固有の外注費などを指します。
利益率が高いことがなぜ儲かるビジネスに繋がるかと言うと、薄利多売の事業をするのはリスクが大きいからです。
薄利多売の事業は、大きなマーケットを必要とし、事業を拡大させていかなければ儲けられません。
また、広告や値引き、追加サービスなどの施策をするための資金確保が厳しいことが特徴にあります。
反対に、利益率の高い商品であれば、商品仕様や価格の変更の自由度が高く、小さなマーケットでも生き残っていくことができるのです。
在庫をもたない
簡単にいうと、在庫はお金になりません。
そして、在庫を持っているだけで、保管コストや廃棄コスト、管理コストなどコストがかかってしまいます。
在庫の商品が劣化したり、商品の優位性を失ってしまったりすれば、それは事業の足かせになるので、一般的には最低限の在庫を持つように調整していきます。
それは資金繰りの観点からも重要で、在庫品が売上として入金されるまでは、キャッシュアウトが先行することになるからです。
月額課金方式
当たり前のことですが、毎月一定額の収入が見込めるビジネスは安定度が非常に高いです。
よく、毎月収入があるビジネスを農耕型ビジネス、一回きりの収入があるビジネスを狩猟型とビジネスと言われます。
多くの競合がいるビジネスでは、顧客の獲得に多くの時間と費用がかかるものです。
狩猟型だと顧客を獲得するために、常に一からのスタートですので、安定性が低く競争にさらされやすいことが特徴としてあげられます。
以前より、月額課金方式としては動画や音楽の配信、携帯電話の使い放題などありますが、今では飲食店などの狩猟型のビジネスでも、サブスクリプションといった毎月定額で食べられる方式が広まってきています。
小資本で始めれられる商売
商売で大きな足かせとなるのは固定費です。
店舗や事務所の家賃、人件費、備品等、これらのコストが大きければ大きいほど、損益分岐点が上がり、毎月固定費以上の利益をあげないと儲けが出ないことになります。
私が接している事業主さんでも、昨今のようなコロナウイルスの発生で、想定外に売上が急減し、固定費の重さを改めて実感された方は多くいらっしゃいました。
安易に人件費削減などのリストラ策を使うのは、モチベーション低下にもつながりますので避けたいところです。
税理士事務所開業はどうなのか
ここまで読んで頂いた方は、お気づきかもしれませんが、税理士事務所を個人で開業する場合、この4原則の全てを満たしています。
利益率の高い商品・・・・お客様との打ち合わせ書類や移動費程度
在庫をもたない・・・・・在庫なし
月額課金方式 ・・・・・毎月の顧問料収入が収益の柱
小資本でスタート・・・・固定費は税務や会計のソフト代。
パソコンがあればスタートできる
私自身は、この4原則は負けないための法則(失敗するリスクが低い法則)だと考えていて、税理士業も競争ですので単純に儲かるビジネスだとは思っていません。常に最新の情報を更新していくために、税法などの勉強はずっと続いていきます。
これから始まる私の起業の経験は、今後私が起業していく方をサポートに回っていくときに、実践した生の情報、直近の情報として全てお伝えしていけたらと考えています。
本から学んだこと、人から聞いたことも大切ですが、それ以上に自ら経験したことが一番説得力があるし人に伝わるものだと思っています。
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